東京都国立市 アイリス法務行政書士事務所の加藤貴世です。
今回は、「エンディングノートを書いてみよう!」です。
エンディングノートは、遺言書よりももっとカジュアルで、自分の意思を家族に伝えるための情報をまとめたノートです。
書店にも様々なエンディングノートが揃っています。
遺言書というと、身構えてしまい、取り掛かりにくい印象があります。
しかし、エンディングノートは自分史から始まり、お金や不動産などの財産だけでなく、介護のことや葬式の希望まで自由に記載することができ、とても便利です。
エンディングノートを活用するために
① 1年に1回は見直しをしましょう。
時間が経てば、状況も心境も変化します。
古い情報のままだと、エンディングノートが十分活用されません。
1年に1回は見直しの時間を持ちましょう。お正月、お誕生日など節目ごとに見直すようにすると安心ですね。
② 大切に保管しましょう。
エンディングノートは、自分の個人情報を記載しているので、大切に保管しましょう。
第3者に覗かれたり、紛失や改ざんされないよう、人目に付く場所ではなく、安心して保管できる場所(金庫や貴重品をしまっている場所など)を選びましょう。
③ エンディングノートを作成したことを身近な人に伝えましょう。
自筆証書遺言書も同じですが、せっかくエンディングノートを作成しても、その存在を知らせなければ、いざというときに活かされません。
信頼できる身近な人に、エンディングノートを作成したことや保管場所を伝え、いざというときに備えましょう。
エンディングノート作成での注意点は?
ただ、エンディングノートに記載したことは法的効果はないので注意が必要です。
つまり、エンディングノートに記載したからといって、必ず実現するわけではないのです。
もし「この財産はこの人に譲りたい」などの明確な希望があれば、公正証書遺言を作成するのが安心です。
女性行政書士が丁寧に対応いたします。
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